YAESU FR-101S
FR-101SはFR-101DDの周波数表示部がデジタルではなくアナログの機種です。
さすが、通信型受信機の上級機ということで、機能が豊富です。
デジタル表示に比べるとやや地味ではありますが、独特なスケールがいい味だしてます。
八重洲のFR-101ラインは、ラジオに興味を持ち始めた頃にでた機種です。CollinsのSラインに似せて作ったということですが、個人的にはこの101ラインのほうが好きです。
この101ラインは、送信機のFT-101やアンテナチューナ、スコープ等の周辺機器を並べた広告が壮観だったことを今でも覚えています。何度もお店のディスプレイの向こうにある装置を食い入るように眺めたものです。一番最初の憧れだったこともあり、BCLから遠ざかっていても記憶の中から消え去ることはありませんでした。その憧れの機種が(半ばジャンクとはいえ)3台も手元にあるのが今でも夢のようです。FR-101にはアナログ・デジタルの違いの他、前期モデルと後期モデルが存在します。
表題の写真は前期モデルの方です。前期モデルと後期モデルの違いはいくつかありますが、前面パネルではチューニングノブの左側のダイアルロックボタンの有(後期無(前期)、VHFスイッチの段数の違いが確認されます。
前期型、後期型とも内部写真の筐体はオプションがあまりなく、内部はスカスカのイメージです。
前期型は写真右上のクリスタルからもわかるとおり、放送バンドの11mや25m、31mがごっそり抜けており、アマチュア無線用ですね。
後期型には放送バンド用のクリスタルを追加しました。
基盤や細かな部品数や部品の位置の変更等が見て取れます。
背面側の違いは、電源プラグの形状(丸型が前期・角形が後期)、アース栓の位置、調整用の穴数です。