Panasonic RJX-4800D (PROCEED4800D)
現Panasonicのナショナル(松下電器産業)時代の受信機の準最高峰の機種が、PROCEEDシリーズの4800Dです。
(確か、当時価格で60万円ほどの受注生産型ラジオがあったはず)
本機はラジオというよりは通信機型受信機といった方がよい風貌の機種です。
機能的にはFM受信ができ、中波向けにも外だしのバーアンテナがついていたりとラジオと通信機型受信機の中間で、同世代のSONYのICF-6800/6700に近い性格の機種のようです。
特長はFM/MW/3MHzまでのSW1のチューニングノブ(左側)と、3MHz~30MHzまでがSW2-SW8に細かく分割されたバンドのチューニングノブ(右側)が独立しているところです。
青緑のLEDカウンターはどの周波数帯でも機能するのがうれしいところ(FM帯とかMW帯は非動作という機種もあるので)
そのカウンターやダイアルスケール、メーターのランプも表示可否を選択できます。
本機が発売された当時は学生でとても手が出ず、カタログを眺めていただけでしたが、最近、オークションで状態の良い筐体が入手できました。本格的にアンテナをつけていないので受信性能についてはこれからといったところです。
八重洲やトリオの受信機よりひとまわり大きく、19インチラックサイズの横幅を持っていますので、存在感は圧倒的です。
背面は通信型受信機としてはややさみしいですね。AC/DCの電源コードの差込口の他はFM,SW1、SW2~とリード線でのアンテナ端子とM型コネクタしかありません。
当方の横浜市内の自宅では、外だしのバーアンテナで昼間、NHK1/2、AFN、ラジオ日本は良好に入感します。TBSや日本放送、文化放送といったところはちょっと苦しい。