Panasonic RF-2600
松下電器も他社同様、昭和の終わりにはデジタル表示の機種を出してきました。
それまでの“COUGAR”にかわり“PROCEED”という愛称になり、松下お家芸のジャイロアンテナがなくなり、ちょっと寂しくなりました。PROCEEDシリーズの初版はRF-2800という機種ですが、そちらはデジタル表示にクセがあり、あまり良い評価ではなかったような気がします。
また、横型のRJX‐4800という機種もあったのですが、どちらかというと通信機型の部類のようで高値の華でした。このRF-2600は比較的安定した機種のようで、今も正確に周波数を表示してくれます(併設のダイアルフィルムは少しずれた周波数を指すのですが)。
惜しむらくは「これ」といった特徴がないところでしょうか。アナログ機からデジタル機への移行期の残念な機種のひとつです。また、RF-2600はRF-2200以上に大きく、幅は薄いので少々置き場所にも困っています。
外部アンテナ接続端子も“ヤワ”な線用の端子のみで、M型やBNC型栓口の接続が面倒くさい...
この他、松下電器製ラジオは、ミリタリールックのクーガ7、横長のクーガ113等が印象に残っています。機会があったら入手したい機種です。