Panasonic RF-2200
製品としては常にSONYの後塵を拝していたいた感のある松下電器ですが、この機種は唯一“欲しい”と思った松下電器製のラジオでした。ラジオのデザインや機能も然る事ながら、当時の広告が非常に上手く演出されており、RF-2200を中心にアンテナカプラーやタイマー、それを整然と配置したラックの写真で“欲しい”と思わされたものでした。(この周辺機器で唯一買ったのがラックでしたが、載せたのは、八重洲のFRG-7とSONY ICF-5800でした。)
この機種も高価だったこともありますが、軸足が八重洲やトリオ、ドレーク等の通信機型受信機のほうに向き始めていたため、新品購入に至ることはありませんでした。前面パネルの色づかいや機能面からSONY ICF-5900の対抗機種に位置づけられることが多いですが、ICF-5900が縦型なのに対し、RF-2200は横型で安定感のある印象の機種で、格好良い機種のひとつだと思います。
手元にある写真のものは、Web上で売られていたものを入手したものです。いつか、当時の広告のように、アンテナカプラーやタイマーなんかも揃えてみたいものです。
松下製BCLラジオのお家芸でもあるジャイロアンテナは、当時は眉唾的かな~なんて思っていたのですが、実際に使ってみるとそれなりの効果があるなぁと感心しました。
SONY製のラジオの多くはACアダプタによる電源入力でしたが、松下電器製のラジオの多くはトランスを本体に内蔵し、AC100Vの電灯線コードを直接本体に接続するタイプで、こんなところにメーカー毎のこだわりがあるのかしらんと思っていました。