New Pre-Main Amplifire, ONKYO A-9050
日頃、劣悪な受信環境の中で短波放送を聞いていると、真逆の方向ではありますが、クリアな音楽が聞きたくなるものです。
随分前にパワーアンプが壊れて以降、オーデイオセットを鳴らす機会がなかったのですが、消費税増税を前に壊れたアンプの変わりを新調することにしました。
最終的に選択したのはONKYOのA-9050(S)というプリメインアンプです。
スピーカーのJBL 4344Mを鳴らすためのパワーとしてカタログスペックとして片ch 80W(定格出力)前後のアンプをとっかかりとして探していたところ、見た目も安っぽさがなく、価格的にも折り合いのついた本機にしました。
パワーや価格の他、デジタル入力(光、同軸)があること、バイワイヤリングドライブが可能なこと、金メッキ端子を採用していること、バナナプラグが使えること等、価格の割りに上位機の機能を兼ね備えていることが決定打となりました。
入門機クラスであるにもかかわらず、消費税増税前の需要増のためなのか、そもそも生産量が少ないのかはわかりませんが、注文して入手できるまで2週間程度かかりました。
箱を開くと中には本体の他、電源ケーブル、取扱説明書、リモコンが入っているだけでシンプルなパッケージングです。
安物の使いもしない接続ケーブルなんかが添付されていないところがいいですね。
電源ケーブルが取り替えられるところなんかも上級機種っぽくていいです。(替えないだろうけど…)
いままで重量級のパワーアンプとコントロールアンプを使っていたため、本機の8.2Kgは軽く感じられます。
昔のアンプはいろいろなコントロールのツマミやスイッチが所狭しと全面パネルを覆っていましたが、昨今はシンプルな造りのアンプが主流になりました。リモコン制御が多くなってきたせいか、モノによっては電源スイッチの他は入力切替とボリュームアッテネータツマミだけなんて機種も珍しくありません。
そんな中、ツマミ・スイッチ類も程よい数で、シンプルさとともに操作の楽しみも味わえます。
背面はスッキリしており、接続もし易い印象です。
今回は、アナログ入力にはチューナーのみ、デジタル入力にはCDとBlu-Rayの音声出力をつなぎました。
以前は、カセットデッキやらMDデッキやらオープンデッキやらで、それぞれが入出力を持っていたので配線が大変なことになっていましたが、数年をかけてそれらを処分したこともあり、録音機器がないといたってシンプルな配線です。
ラックに収めた感じはこんな感じ。
既存のSONY製のCDデッキのカラーとは若干違う色合いですが、同シリーズ製品でまとめたいわけでもないので良しとしましょう。
こんなスピーカーを余裕でドライブしてくれます。
暇をみてバイワイヤリング接続も試してみたいと思っています。
セットアップがやっと終わって、まだ聞き始めたばかりですが、電源ON/OFF時のスイッチング音が大きいのが気になるくらいで概ね満足しています。
ONKYOの製品は、過去にもIntegraシリーズノAVセパレートアンプを試してみたり、現在もサブシステムとして使用しているコンパクトステレオがありますが、いい意味で癖のない音を鳴らす機器という印象です。
RadioGooGooの本来の趣旨とは微妙に外れているのですが、FM放送のためのチューナーを接続しているので...という苦しいつながりで記事にしました。